ギターの運指、通販で買った楽譜にヤラれた
私ね、信じていました。購入する楽譜の運指表記は正しいのだと。いやいや、疑ってさえいませんでした。
「へぇ、こんなのをちゃんと演奏できるんだー。プロのギタリストって凄いんだなぁ。」
自分もいつかは、なんて思いながら練習しておりました。
信頼を裏切られたかのような事実、のような
ところがギッチョンチョン。とある日のレッスンで先生が「運指は疑ってかかったほうが良いですよ。」と言ったのであります。
現在私が練習中の曲は通販で購入したのですが、その運指にどうも無駄が多い、という流れで出た先生の言葉でした。
通販の楽譜の運指はコンピューターが決めてる?
これは販売サイドのことなので確かめることは出来ないのですが、ギターを知ってる人ならこうはしないでしょ、ソフトで打ち込ませてるかもね、な話をしました。
で、その無駄な個所を先生が訂正してくれて、弾いてみたら、何と!弾きやすさが違うのです!
ここでまたもや目から鱗。いや、指から鱗です。
この事実が確認できなければ、私はきっとずーっと無駄な動きで練習していたことでしょう。
これってかなり恐ろしいことですよね。
知ってる人から学ぶメリットは、見えなかったところが見えるようになることだ、と再認識したのでありました。
ギターの運指が演奏の出来を左右する
例えば「ミ」という音で考えてみましょう。
1弦の解放と同じ高さの「ミ」の音がフレット上には3箇所あります。
2弦の第5フレット
3弦の第9フレット
4弦の第14フレット(ここはあまり使いませんが)
場所によって音色と伸び(サスティーン)が違うので、曲のテイストが違ってきます。
運指が効率よく進めばミスが減って、スムーズな演奏ができます。
ヤバい運指は無駄な動きに時間を取られるので、音のつなぎが悪くなり、ギクシャクした演奏になってしまいます。
ギターの運指は必要に応じて変えても良いのダ、という学び
ただ、「変える」とはいっても慎重に考えなくてはなりません。
曲の前後のつながりを損ねないように
主観的な都合で変えたりしないように
といった配慮が不可欠であります。
経験を積み、感性を磨きながら
一つの曲を練習する時に、必ずと言っていいほど自分にとって苦手な運指が登場します。
「運指を変えたら効率が良くなるんじゃ?」と考えるシーン、なのですが、、、
曲の流れを考えて運指を実行するかどうか判断する、なんていうのはセンスが必要です。センスを磨くには練習と経験が必要です。
運指を変えるっていうのは、時間をかけて徐々に身に付けていくワザなのだと思います。
まとめ
購入した楽譜の運指を信じると痛い目に遭う
運指を変える判断ができるセンスを養わねば
これに付随して、指がネックからハイポジへとスムーズに流れるように、運指テクを極めなくてはなりませぬ。
ギターって、ほんと奥が深いです。