クラシックギターの『プランティング』は演奏ミスを減らすテクニック

クラシックギターのテクニック本に『プランティング』というのがあります。

Pumping Nylon (スコット・テナント著)

この本の38ページに『プランティング』の短い説明があって、98ページに具体的な練習法が解説されています。
この日本語訳版の登場で、『プランティング』というクラシックギターのテクニックが日本でも知られるようになったみたいですよ。

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クラシックギターの『プランティング』をマスターしよう

クラシックギターの『プランティング』とは?

どんなテクニックかというと、、、
『弦を弾く前に弦の上に指を触れておく』
というもの。

 

人差し指(i)、中指(m)、薬指(a)
が弦を弾く前に弦の上に指を触れているのがわかりますよね。初心者は 1:30 あたりまでを参考にしたら良いと思います。

動画を観て爪の長さが気になった人がいるかも知れませんが、ここで爪の長さを気にする必要はナシ、です。
爪というのは個人差があります。硬かったり、柔らかかったり、欠けやすかったり。。。ほんといろいろ。

爪の長さや形については、自分が弾き易い長さ、というのを見つけてください。私の爪はやや短めになっています。

爪が欠けやすい人は、グラスネイルという商品があるので使ってみて下さい。

 

プランティングのメリット

違う弦を弾いてしまうというミスが減らせる
これは直感的にわかりますよね。

右手が安定する
複数の指で右手を支える形になるので、右手が安定します。

例えば、曲の頭で複数の音にプランティングが可能であれば、安定=安心でもあるので、その分表現に集中できます。

プランティングのデメリット?

デメリットと言っちゃって良いのかどうかわかりませんが、指を弦上に置くので消音と同じになります。

ここは消音したい、という箇所では消音を兼ねてプランティングするという使い方もありますね。
「ここプランティングじゃない?」と思ったら取り入れてみましょう。

 

プランティングの練習

最初は開放弦でやってみよう

左手はどこも押さえないで、右手をそれぞれ、
人差し指(i)→4弦
中指(m)→5弦
薬指(a)→6弦
にプラント(プランティング)します。

上の動画を参考に、
親指 → 人差し指 → 中指→ 薬指
の順に弦を弾いてみましょう。
プランティングの感じをつかむためにゆっくりやってみてください。

上昇のアルペジオでやると良いですよ

上昇のアルペジオというのは、
親指 → 人差し指 → 中指→ 薬指
という流れで弾けるアルペジオのことです。
ちなみに、「Pumping Nylon」の103ページの87番が上昇のアルペジオというパターンになります。

98ページにプランティングでアルペジオを練習する内容が詳しく解説されていて、その直後に「ジュリアーニの120のアルペジオ」というのがあります。

 

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まとめ

プランティングって、ヨーロッパあたりでは当たり前に使われているテクニックなのだそうですよ。
技術って必要で生まれるものですから、これから日本でもプランティングの認知度が上がっていくのでしょうね。

演奏ミスが減らせるっていうのは大きな魅力だと思うので、例えば、現在時分が弾ける曲にプランティングを取り入れてみるっていうのも良いと思います。

技術は使いこなしてこそ、ですからね。
地道に練習を重ねて、着実に演奏の幅を広げていきましょう!!!

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