~弾き語りからアコギソロまで〜

アコギの弾き語りはアルペジオとストロークを使い分けよう

 
ギターケースの中に猫
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ストローク→複数の弦をほぼ同時にジャンとかき鳴らす
アルペジオ→単音を連続的に弾く

というのがアコギのアルペジオとストロークの基本的な奏法です。

ストロークとアルペジオはコードを押さえて行うのが基本です。
まずは簡単なコード先に覚えましょう。

どこがストロークなのか、なぜアルペジオなのか、この記事ではアコギを演奏する際のストロークとアルペジオの使い分けについて書いてみました。

ストロークはアップとダウンの2つの動きだけ

ストロークは下の2つの動きしかありません。
ダウンストローク(上の6弦から下の1弦へ向かってかき鳴らす)
アップストローク(下の1弦から上の6弦へ向かってかき鳴らす)
基本はとってもシンプルなんです。

ストロークの3パターン

4ビート(1拍きざみ)

⇒ダウンストロークで4回
4ビート※1拍を1秒と数えてみてください。1秒で1回のダウンストロークを4秒で4回繰り返します。

8ビート

「ダウンストローク1回とアップストローク1回」を1セットで4セット繰り返すのが基本パターン
⇒1小節内(時間で4秒と考えてください)でダウンとアップで合計8回ストロークする。
8ビート※4秒の中で、一定の間隔で上下に合計8回

16ビート

「ダウンストローク1回とアップストローク1回」を1セットで8セット繰り返すのが基本パターン
⇒1小節内でダウンとアップで合計16回ストロークする。
16ビート※4秒の中で、一定の間隔で上下に合計16回

8ビートは4ビートの2倍の速さ。
16ビートは4ビートの4倍の速さ、8ビートの2倍の速さです。

実際には基本パターンを組み合わせて使います。

 

アルペジオはコードを連続的に弾く

弦を弾く側の指が担当する弦は決まっていて、
6弦・5弦・4弦→親指
3弦→人差し指、
2弦→中指、
1弦→薬指
というのがアルペジオを弾く指の基本的な使い方です。
弦を弾く側の指アルペジオもストロークもコードを押さえて行うので、コードを覚えるのが先です。

はじめての人はまずは「Am」などの基本的なコードを押さえられるようになりましょう。
Amとルート音慣れてくると、コード記号(C、Dm、など)を見ただけで自然に押さえられるようになります。アコギでは指弾きでのアルペジオは必須なので、「自然に押さえられる」というのをぜひマスターしましょう。

アルペジオ 基本パターン

コードの構成音を低い音から高い音に弾く、というのがアルペジオの基本の弾き方です。

たとえば「Am」というコードは『ラ・ド・ミ』という3つの音で構成されます。
Amを弾く側の指の配置5弦の「ラ」→親指(ルート音)
4弦の「ミ」→人差し指
3弦の「ラ」→中指
2弦の「ド」→薬指
の順に弾くのが「Amのアルペジオ」の基本的な弾き方のひとつです。

ルート音とは?
コードネームの1番左端の文字がルート音というのを表します。「Am」のルート音は「A(ラ)」です。

親指で弾くのは一番低いルート音。低いルート音はベース音にもなっていて、ベース音は安定した和音の響きを作るという大切なはたらきをします。

スリーフィンガーとフォーフィンガー

スリーフィンガー
親指・人差し指・中指、の3本の指を使うので、スリーフィンガーピッキング。

フォーフィンガー
各指の担当は以下のようにするのが基本。
4、5、6弦…親指
3弦…人差し指
2弦…中指
1弦…薬指

ソロギターをやってるという人はフォーフィンガータイプが多いんじゃないかと思います。

アルペジをどうマスターするか

アルペジオというのは指の1本1本を使って行うので、かき鳴らすだけのストロークよりも難しくなりますが、練習すればちゃんと弾けるようになります。

上にも書いたように、たとえば「Am」というコードを覚えたら、「Am」のルート音はラ(5弦)なので、
5弦→4弦→3弦→2弦
という順に4ビートの速さでゆっくり鳴らしてみてください。ここで感じをつかみましょう。
と簡単に書いちゃっても文章の説明ではなかなかわかりづらいものです。

しっかりマスターしたい方はこの本がオススメです。

こういう教則本を使うときに気を付けてほしいのは、最初から最後まで絶対やりきるぞ!とか思わないことです。このやり方は挫折の可能性がかなり高い。スタートはかなりの勢いがあるのですが、息切れするのも早いんです。

必要な個所を練習しながらつぶしていく、というように辞書的にピックアップして使うようにしてください。これだと気軽な気持ちで練習できるし、十分に力をつけることもできます。

最低でも内容を覚えるくらいまでは同じ個所の練習を繰り返してくださいね。

アルペジオがなかなか上手にならない

教則本の通りにやってるのの上手にならない、という場合の一番大きな原因はひとつしかありません。それは練習不足

アルペジオっていうのは日ごろやっていないような指の動きをすることなので、最初はできなくて当たり前。焦らないでゆっくり自分の体に教えていきましょう。

継続は力っていうのは本当です。ある日必ず「出来た!」ってなりますよ。
人間の脳や体って、繰り返せばちゃんと覚えてくれます。逆にいうと、脳や体が覚えるまで繰り返しましょう。

 

ストロークとアルペジオの使い分けをフォークソングでみてみよう

ストロークとアルペジオはどうやって使い分けるのか、実際に聞いたほうが理解は早いので、名曲といわれるフォークソングで紹介します。

激しさを表現するならストローク。
静かな感じならアルペジオ。
という認識の人が多いかも知れませんが、実際はそんなカッチリ決まったものでもなくて、弦へのタッチを変えることでストロークで優しさを表現することも可能です。

ずっとストロークのフォークソングの名曲

井上陽水『東へ西へ』
心のモヤモヤを訴えかけるような激しい曲です。力まかせにかき鳴らすようなストロークで激しさを表現しています。

バンバン『いちご白書をもう一度』
激しかった学生運動や当時の彼女を思い出す内容の歌。思い出を語るような優しいストロークです。

アルペジオで始まるヒット曲はアルペジオでやるのがオススメ

青春時代に流行った曲ならサウンドごとしっかり記憶の奥に刷り込まれているはず。

青春時代の名曲は誰でも自然にその時の情景を思い出しながら聞いてしまうものです。思い出にどっぷり浸ってもらうためにはオリジナルに忠実であるのが一番。

・山本コータローとウィークエンド『岬めぐり』
・風『22歳の別れ』
・シグナル『二十歳のめぐり逢い』
こんな名曲をアルペジオで再現すると、買い物途中のオバさんたちの多くがピタリと足を止めて制服の青春時代にタイムトリップしていくことでしょう。

ここをストロークでやっちゃうと反感しか買いません。

アルペジオからストロークへの変化もあり

前半はアルペジオ、サビはストローク、という使い方もあります。
歌の流れに合わせて、徐々に高ぶる気持ちに合わせて、という感じですね。

ひとりで弾き語りをする場合だと、歌も演奏も自分でやることになるので、演出としてアルペジオからストロークへの変化はアリですね。

上の2つのパターンからわかること

いろいろアコギのストロークとアルペジオについて書いてきましたが、

・激しい曲(激しいパート)はストローク
・静かな曲ならアルペジオもストロークも両方あり。強弱をつけて調整する。
というのが結論じゃないでしょうか。

曲の雰囲気を損ねないように演奏する、というところをしっかりおさえておけば問題ないでしょう。

 

まとめ

ここまでの説明でアルペジオとストロークの使い分けはある程度分かってもらえたのではないでしょうか。

アルペジオとストロークの使い分けのポイント
  • コードを覚える
  • 激しい内容の歌、メッセージ性の強い歌はストローク
  • 静かな歌は弦へのタッチでストロークの強弱を調整する
  • ソロ演奏ならアルペジオとストロークの併用もあり
  • 名曲は思い出をよみがえらせるようにオリジナルに忠実に

一言で表現すると『楽曲の雰囲気を壊さないように演奏する』ということになりそうですね。

原曲に忠実に再現できるほど当時のことが鮮やかによみがえるものです。意図的に感動を狙って演奏するのも技のうちです。

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