
『カヴァティーナ Cavatina』は、映画「ディア・ハンター」のテーマとして使われ、多くの人の心を虜にしたクラシックギターの名曲です。
「え?そうなの?」っていう若い人もきっと多いでしょうね。
際立つ対比が『カヴァティーナ』を名曲にしたのではないだろうか
主人公マイケル(ロバート・デニーロ)と仲間たち。
休日には鹿狩りを楽しむ仲の良いグループだったが、そんな彼らにもベトナム戦争への召集令状が届く。
緊迫するロシアンルーレットのシーン
捕虜になってしまい、北ベトナムの兵士たちに銃を突きつけられて、賭けの対象としてロシアンルーレットをやらされるマイケルとニック(クリストファー・ウォーケン)。
「なぜオレたちがこんな目に。。。」涙目になりながら恐怖に耐えるニック。
ニヤニヤしながら眺めている北ベトナムの兵士たち。
観客もここで戦争の残酷さと愚かさをヒシヒシと噛みしめることになります。映画に強く感情移入していくシーンです。
マイケルが鹿狩りをするシーンで流れる『カヴァティーナ』
済んだ山岳地帯でのマイケルの鹿狩りのシーン。
『カヴァティーナ』が流れます。
あの戦争体験とはあまりにもかけ離れた美しい景色、こころに染み入るギターの旋律。
両極端なこの対比に多くの人が心を揺さぶられたのではないでしょうか。
『カヴァティーナ』がこれだけ有名になったのはこの演出効果も大きかったのでは、と思ってしまうほどの強烈な映像効果です。
『カヴァティーナ』を観て、再度ギター演奏を聞いてみてください
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こちらはプロが演奏している『カヴァティーナ』のYouTube動画です。
https://youtu.be/BdG6EkkPL-Y
映像がクリアなので、左手(運指)や右手の使い方が大いに参考になります。
「コレ弾けるようになりたい!」と思ったらぜひ挑戦してみて下さいね。
楽譜はコチラで紹介しています。
弾きたいと思ったらやってみるが吉
『カヴァティーナ』はセーハが多いです。
左指が筋肉疲労になっちゃうので、一気にマスターしようと思ってはいけません。
徐々に指を慣らしながらたっぷり時間をかけて練習しましょう。
まずは冒頭の4小節をやってみる。
ぽ、つ、ポ、ツ、、、最初はこんな感じでも、やり込めば指は動くようになります。
この4小節が曲になって聞こえるようになるまで練習してみてください。
冒頭の4小節がある程度スムーズになってきたら次の4小節。
こんな感じで積み上げていきましょう!